アカウンタビリティ・パートナーとは、あなたが「やる」と言ったことについて、決まった曜日に連絡が来ることを見込んでいる一人の相手です。
これは意図的に狭い定義です。パートナーはコーチでもメンターでもなく、あなたをやる気にさせる人でもありません。報告を受け取るだけです。アカウンタビリティの働きは、そのほとんどが「報告が来る」という事実そのものによって果たされます。
ボディダブリングがこれからの50分に効くのに対し、アカウンタビリティの関係はこれからの数か月に効きます。仕組みは同じで、時間の幅が違うだけです。
アカウンタビリティについて何か読んだことがあるなら、この主張に出会っているはずです。目標を書き出すと達成する確率が42%上がり、友人に毎週の報告を送ると成功率が70%を超える、と。
この数字が正確には何なのかを知っておく価値があります。繰り返している人のほとんどが知らないからです。
出典はドミニカン大学カリフォルニア校の Gail Matthews による研究です。米国内外の企業やネットワーキング団体から23歳から72歳までの267人を集め、5群に分けました。目標について考える、書き出す、書き出したうえで行動の約束も加える、それを友人に送る、それを友人に送ったうえで毎週の進捗報告も送る。もっとも成功率が高かったのは5番目の群でした。設計として筋の通った本物の研究であり、その向きは目標について知られている他のすべてと一致しています。
この研究について、ほとんど語られない点が二つあります。
第一に、査読つきの学術誌に載ったことは一度もありません。 存在するのは学会発表としてで、初期版は Western Psychological Association、267人版は2015年の Athens Institute の学会です。学会発表は学術誌論文のような査読を経ていません。アカウンタビリティ関連の文献でもっとも引用される統計は、一度も査読を通っていないのです。
第二に、そしてこちらのほうが面白いのですが、Matthews がこの研究を行ったのは、より有名な統計が捏造だったからです。 何十年ものあいだ、ビジネス書は「目標を書き出したイェール(あるいはハーバード)の卒業生は同級生の10倍稼いだ」という研究を繰り返してきました。その研究は存在しませんでした。文献レビューや Fast Company の取材でも痕跡は見つかっていません。Matthews の仕事は、捏造された数字が居座っていた場所に本物のデータを置こうとする試みでもありました。
だから誠実な立ち位置はこうです。効果はありそうであり、向きはより広い目標設定研究と一致しており、そして具体的な百分率は法則ではなく「査読を経ていない一つの結果」として扱うべきです。これらに一言も触れずに42%だけを投げてくるページは、出典を読んでいません。
査読つき文献からの二つの知見は、見出しの百分率より重く、しかも実用的です。
具体的な計画は意図に勝ちます。 Gollwitzer の実行意図の研究——いつ、どこで、どのように行動するかを前もって決めること——は繰り返し検証されてきました。2006年の Gollwitzer と Sheeran のメタ分析は94件の独立した検証をまとめ、目標達成に対して中程度から大きい効果(d = .65)を見いだしています。これは査読を経て再現もされた結果であり、単発の百分率よりはるかによい「約束を構造化する理由」です。アカウンタビリティの関係は、構造としては証人つきの実行意図です。「もっと運動する」ではなく「火曜7時、そして水曜にデニズが尋ねてくる」。
難しく具体的な目標は、曖昧な目標に勝ります。 Locke と Latham の目標設定理論は、組織心理学のなかでも再現性の高い結果のひとつです。ここでパートナーが役に立つのは主に、目標を声に出して言うことが、それを「言えるくらい具体的」にせざるをえなくするからです。
どちらの場合も、パートナーが供給しているのは意志力ではありません。締め切りと、正確であるべき理由です。
面談が相談になる。 報告がその週の気分の話に流れていきます。その会話には価値がありますが、これとは別物です。構造化された4分を先に済ませ、話したければそのあとで話してください。
報告が演技になる。 大事な約束ではなく、水曜に見栄えのする約束を選び始めます。兆候は、報告された週が実際の月よりも一貫して良く見えることです。直し方は、いちばん報告したくない仕事を約束することです。
罪悪感で回るようになる。 パートナーからの連絡が気を重くさせるなら、その関係は仕事を支えるのではなく従順さを引き出しています。そして悪い月を越えられません——まさにそれが必要な月に。